JRA 降級制度廃止は平成31年の夏競馬より

すでに発表になっているので、ご存知の方も多いかと思いますが7月28日にJRAより「平地競走における競走条件制度(クラス分け)の改善について」と言うタイトルで降級制度の見直しが発表されています。今月の社台Gの会報でも触れられています。



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変更時期

平成31年夏季競馬から変更
※ つまり現2歳馬からの適用

デメリット

頭打ちになってしまった馬の引退が早まってしまう。

そもそも、降級制度は出走馬の確保という側面と、馬主の経済的負担の補填と言う側面で成り立っていたと考えています。つまり、勝ち上がったものの「馬の能力の頭打ち」になってしまった馬でも降級することで、再度賞金を獲得できるチャンスがあるというものです。その結果、競走馬は長く現役を続ける事が出来ます。この制度がなくなることで、デメリットとしては実力以上のクラスに勝ち上がってしまった馬などがまったく賞金を確保できなくなることで、引退が早まってしまうことです。過去の愛馬においても、降級がなければ引退が早まっていたと思われる馬も多数います。現在もがんばってくれているマイネルディアベルなどはとっくに引退となっていたはずです。愛馬を長く応援できなくなる可能性があり、大きなデメリットであると考えています。

メリット

メリットとしてはOP馬の存在が多くなるため、OPを持つ可能性が高まるかもしれません。また、1000万下、準OP馬に出世できる可能性も高まるため、実際の獲得賞金が多くなる馬も出てくることです。500万下の馬が減ることによって、出走回数も多くなってくるのかもしれません。

今後の対策

メリット、デメリットがあることは確実ですが、我々一口出資者としては早熟な馬よりも成長力のある種牡馬の産駒を狙っていくことが重要になるかもしれません。つまり、新馬、OPと連勝してしまって頭打ちになってしまうと目も当てられない結果となる可能性が高くなります。身の丈以上のレースを勝っても、さらなる成長があればクラス慣れして来れば、また活躍できるわけです。早熟な血統の馬を好んでいた管理人としては戦略の変更が求められるわけです。こうなってくると新種牡馬への出資などは手が出しずらくなります。血統への知識がより重要となってくるわけです。

管理人もしっかり準備して対応していきたいと思います。

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雑記

Posted by Kuro